「陰陽の中分なれば也」
今日は秋分。
昼と夜の長さがほぼ同じ、これから“秋の夜長”が続きます。
地球の赤道を延長した天の赤道と太陽の通り道の黄道がちょうど交差したところが黄径0度。
秋分とは、太陽が黄径180度(秋分点)を通過する時のことだそうですね。
今日は、春分と同じく、太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じだそうです。正確には昼の方が約14分ほど長いとか(笑)。
太陽が、極楽浄土があるという真西に沈むことから、
亡くなった人をしのぶ日とされています。
今年は、20日が彼岸の入り、今日は彼岸の中日でした。
昨日、お墓参りはすませましたよ(笑)。
ところで、
今年も、その彼岸の日に、照準を合わせたかのように、
我が家の庭の樹齢100年の柿の木の株もとに、赤と白の「彼岸花」が咲きました。
見事に咲いていますね。
菩提寺の宇治・興聖寺から十数年前の秋、球根を分けてもらって植えたもの。
この「彼岸花」には、沢山の異名があって、
「曼珠沙華」もそのひとつ。
仏教でいう伝説上の「天上に咲く純白の花」のことだそうですが、
これを見る者は、おのずから悪業を離れると云われるそうです。
また別には、「赤い花・天上の花」との意味もあって、
めでたい兆しとされることもあると云います。
別の異名は、「死人花」(しびとばな)、「地獄花」(じごくばな) 「幽霊花」(ゆうれいばな)、
と呼んで、日本では不吉であると忌み嫌われることもあるようですね。
日本での別名・方言は千以上があるそうですよ。
昔から、花の形が燃え盛る炎のように見えることから、家に持って帰ると火事になるとも言われます。
ところが、お隣の韓国には、「想思華(サンシチョ)」という名前があるそうです。
「想い思う花」。
すなわち、「ヒガンバナは“葉不見花不見”(ハミズハナミズ)、花時は葉がなく、葉の時は花がない」ところからのネーミングだそうです。
花が済むとまもなく葉っぱが出て、冬を越し翌年の春には枯れ、秋になるまで、地表には何も生えません。秋になると、地中の鱗茎(球根)から花茎がのびてきて、花が咲きます。花と葉が同時に存在することは在りえないのです。
しかし、「花は葉を想い、葉は花を思っている」という意味なのだそうです。
なるほど、ロマンチックというか素晴らしい命名だと思いませんか?
こんなロマンチックで情熱的な、しかもめでたい兆しと云われる花を、庭に植えない手はないでしよう(笑)。
お陰さまで家は以来火事になるどころか、この春、築50年のあばら家を全面リモデルして、
ものの見事に、新築同様の住まいに変身してしまいました。快適そのものです(笑)。
「暑さ寒さも彼岸まで」と云います。この日を境に、さ~あ寒さが増してきます。
どちらさまも、ご自愛ください。
「曼珠沙華咲いて ここが私の寝るところ」
最後に、種田山頭火の句で締めくくりましょう。
そろそろ、終活の準備も合わせてね(笑)。
では、ご機嫌よう。
昼と夜の長さがほぼ同じ、これから“秋の夜長”が続きます。
地球の赤道を延長した天の赤道と太陽の通り道の黄道がちょうど交差したところが黄径0度。
秋分とは、太陽が黄径180度(秋分点)を通過する時のことだそうですね。
今日は、春分と同じく、太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じだそうです。正確には昼の方が約14分ほど長いとか(笑)。
太陽が、極楽浄土があるという真西に沈むことから、
亡くなった人をしのぶ日とされています。
今年は、20日が彼岸の入り、今日は彼岸の中日でした。
昨日、お墓参りはすませましたよ(笑)。
ところで、
今年も、その彼岸の日に、照準を合わせたかのように、
我が家の庭の樹齢100年の柿の木の株もとに、赤と白の「彼岸花」が咲きました。
見事に咲いていますね。
菩提寺の宇治・興聖寺から十数年前の秋、球根を分けてもらって植えたもの。
この「彼岸花」には、沢山の異名があって、
「曼珠沙華」もそのひとつ。
仏教でいう伝説上の「天上に咲く純白の花」のことだそうですが、
これを見る者は、おのずから悪業を離れると云われるそうです。
また別には、「赤い花・天上の花」との意味もあって、
めでたい兆しとされることもあると云います。
別の異名は、「死人花」(しびとばな)、「地獄花」(じごくばな) 「幽霊花」(ゆうれいばな)、
と呼んで、日本では不吉であると忌み嫌われることもあるようですね。
日本での別名・方言は千以上があるそうですよ。
昔から、花の形が燃え盛る炎のように見えることから、家に持って帰ると火事になるとも言われます。
ところが、お隣の韓国には、「想思華(サンシチョ)」という名前があるそうです。
「想い思う花」。
すなわち、「ヒガンバナは“葉不見花不見”(ハミズハナミズ)、花時は葉がなく、葉の時は花がない」ところからのネーミングだそうです。
花が済むとまもなく葉っぱが出て、冬を越し翌年の春には枯れ、秋になるまで、地表には何も生えません。秋になると、地中の鱗茎(球根)から花茎がのびてきて、花が咲きます。花と葉が同時に存在することは在りえないのです。
しかし、「花は葉を想い、葉は花を思っている」という意味なのだそうです。
なるほど、ロマンチックというか素晴らしい命名だと思いませんか?
こんなロマンチックで情熱的な、しかもめでたい兆しと云われる花を、庭に植えない手はないでしよう(笑)。
お陰さまで家は以来火事になるどころか、この春、築50年のあばら家を全面リモデルして、
ものの見事に、新築同様の住まいに変身してしまいました。快適そのものです(笑)。
「暑さ寒さも彼岸まで」と云います。この日を境に、さ~あ寒さが増してきます。
どちらさまも、ご自愛ください。
「曼珠沙華咲いて ここが私の寝るところ」
最後に、種田山頭火の句で締めくくりましょう。
そろそろ、終活の準備も合わせてね(笑)。
では、ご機嫌よう。
この記事へのコメント
彼岸花・・・お彼岸が近くなると忘れずに咲いてくれますね。
子供の頃、「触ったらダメ」と云われても 妹と一緒に首飾りを作ったりしていたことを思い出しました。
「花子とアン」が終わりますね。寂しくなります(^^♪
一般道の田舎道には、彼岸花が競うように列をなしています ♪
コメント有難うございます。
お彼岸の頃に咲く花だから「彼岸花」には違いありませんが、それにしても全国一斉にです。不思議な花ですね。
確かに有毒植物ですから、昔からそれにまつわる話はいろいろありますね。でも、
その特異な花だからこそ私ども人間の生活に役立つこともしてくれているのですよね。これもひとつの共生ですね。
「花子とアン」もいよいよ今週末で終わりですね。うちの奥方さまも寂しくなると云ってます。御機嫌よう(笑)。
また、お越しください。
コメント有難うございます。
「彼岸花」は、秋の象徴のような花ですよね。こんなに人間の生活に密接にかかわっている花も少ないと思いますよ。この花は、三倍体の植物だから種子ではほとんど増えないのですよね。球根が人の手で一つ一つ広がっていったのでしょうが、中国から渡来した一個の球根がこんなに広がるなんて不思議なものです。
咲く時期を知っている
お花って不思議ですね
コメント有難うございます。
日々花たちと接していると、不思議がいっぱいですね。彼岸花、まさにお彼岸の花ですね。しかも地域を問わず全国一斉に咲くなんて不思議な花です。
また、お越しください。
わぁーたくさんの彼岸花ですね。
本当に季節に合わせたように咲くって、不思議な花です。
彼岸花の茎は一夜で30㎝もすくっと伸びると、お茶の先生から聞いたことがありますが、確かめたことはありません。
それと母が昔、膝がイタイ時に彼岸花の球根をすりおろして、湿布するとよくなると言ってたことがあります。
縁起の悪い花という印象ですが、そうでもないんですよね。結構嫌いじゃないです。
コメント有難うございます。ご返事遅くなりました。
彼岸花、只今いたるところで満開、みごとな見頃ですね。これほど人の生活とかかわりの深い花も少ないでしょう。それだけに、いろいろのことが言われたりされたりしますよね。彼岸花の鱗茎にはでんぷんが沢山含まれていて、昔は水で毒素を洗い流して食用にもしていたそうですよ。母上の仰せのとおり、民間治療薬としても好く使われていたようですね。
この花を嫌いな人もいるようですが、なかなか親しみもあっていい花ですよ。私も大好きです(笑)。何て言ったって、あの色と形が好いですね。
また、お越しください。
長い長いご無沙汰です。「花子とアン」については無知も無知!全然テレビ放映を見なかったものですからヒガンバナを訪問させていただきました。
何故か、真っ赤に燃えるヒガンバナに魅かれる私です。黄金色の田圃の畔に赤い絨毯を敷くが如くの花を眺めに歩いたものですが・・・・・近年、見る場所も少なくなってしまい残念に思っていました。
貴宅の庭に、紅白で揃い咲く彼岸花は実に見応えあります。素晴らしい~見事!見事!身近で観賞したいものです・・・・・
ご丁寧に早速のコメントを有難うございます。こちらこそご無沙汰をしておりました。朝ドラなど今までは滅多と見てなかったのですが、「花子とアン」は連れ合いがあまりにも熱心なもので、ついお付き合いと相成った次第です(笑)。
「彼岸花」は、屋敷の中には植えちゃいかんとよく言われましたが、植えた見るとそうでもなくて毎年楽しんで愛でています。
気まくれなブログですが、また、ぜひお越しください。