『名にし負はば・・・』の赤い実

 
  「名にし負はば 逢坂山のさねかずら 人に知られで 来るよしもがな」
                              (三条右大臣/後撰集)


  「うまいこと、恋しいあの子と逢う方法はないものか・・・」などと、
  もう、拙者には、そのような恋のときめきとやら、
  艶ごとの歌を詠み、うつつを抜かす情熱なぞ残っておらぬ!

  拙者とは、私のこと(笑)。


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  蔓を手繰れば愛しいひとの処ではなくて赤い実が!
  冬枯れになろうとしている、家の裏山の雑木林の中に、赤い実がよく目立ち
  ます。「実葛(サネカズラ)」の赤い実でした。

  百人一首にも詠まれた、その「サネカズラ」が、
  およそ、一千年もの時が流れた今も尚、生き続けているのです。

  「逢坂山」は京都から大津へ抜ける、京都と滋賀の県境近くにあって、
  私の家からも車で30分程のところにありますが、
  いまでも「実葛(サネカズラ)」が繁茂しているそうです。

  しかし、果して現代の人類は、今から一千年後の西暦三千年まで、
  これまで受け継がれた諸々の美しい自然を残すことができるのでしょうか?
  地球温暖化などで自然環境の破壊が気になるところです。

  百人一首に詠まれた「サネカズラ」が、寒い季節を迎えると赤い実を、
  いつまでも付け続けられるようにしたいものです。
    


 
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  恋にときめく余力がないのなら、
  せめて、その昔、整髪料にしたと云う蔓にある樹液を搾って、
  髪でも整えてみることにしますか!

  以外と“イケメン悪おやじ”の誕生となるかもしれませんね。




  『実葛(サネカズラ)』
  マツブサ科 サネカズラ属   常緑蔓性低木
  学名 : Kadsura japonica
  原産地 日本、朝鮮半島、台湾 (関東地方以西に分布)
  別名 「美男葛(ビナンカズラ)」、「トロロカズラ」、「サナカズラ」
  花期 7月~8月

  *「サネカズラ」は普通、雌雄異株で、夏になると10枚前後の黄白色の花被
  に包まれた赤い花を咲かせる。冬に赤い熟した小さな球形の集合果をつけ
  る。果実は漢方薬の南五味子(ナンゴミシ)で滋養強壮、鎮咳などに用いる。
  学名の「Kadsura」は、つる植物を意味する“かずら”が学名になっている。
  元来、蔓から粘液をとって整髪料として男性の整髪剤に使ったことから、
  「美男葛」の別名がある。


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この記事へのコメント

2014年12月09日 19:18
こんばんは!
庵主さんは、軽妙な語り口で深いことをおっしゃるから、うっかりできません。今から一千年後、この地球は本当にどうなっているのでしょう?
それから、髪を整えたりしなくても、庵主さんはイケメンですよ(*^_^*)
2014年12月09日 21:49
gumiさん、こんばんは。
コメント有難うございます。もう、嬉しくてしょうがありません。 有難うございます。そうなんです。庵主はイケメン悪おやじなのです(笑)。
それはそれとして(笑)、この地球温暖化の現象は真剣に考えるべきですよね。いつも思っています。今の気象異変は自然界の奢れる人間どもへの逆襲の始まりだと。自然に優しい生活を心掛けましょうね。
今日の私のブログのように西暦三千年頃にもサネカズラの赤い実の写真を載せたブロクアップがあることを願いたいものです(笑)。そちらも、これから寒さの本番ですね。今年はインフルエンザが流行りそうです。くれぐれも風邪など召さぬようにお過ごしくださいませ。
また、お越しください。
2014年12月10日 01:15
今晩は!
今宵はサネカズラを思い眠りに付く事が出来ません。
サネカズラが「逢う」「寝る」という男女の密会を表す言葉をふくんでいるとすれば、その逢坂山のさねかずらを手繰るように、人に知られずコッソリとあなたを訪ねていく方法があればいいのですが・・・
サネカズラの実が霜に当たって蕩け出している形をみると本当のサネカズラを見たと思うのは私だけでしょうか?
今年は自然災害の多い年でした。来年は未年、おとなしくなって貰いたいものです。
2014年12月11日 13:27
こんにちは。
懐かしい、百人一首です。
そうですか・・・今でも逢坂山にはサネカズラが群生してるんですね。
すごいことですね。
見渡してみれば、たくさんの外来種の植物を目にします。それに外来種は繁殖力も強く、日本古来の植物を絶滅させてしまうくらいの勢いです。
何だかさみしい限りですが、日本古来の植物、もっと大事にしないといけませんね。
それに今年は本当に自然災害の多い年でしたね。
これから一体どうなっていくのだろうと不安に思います。
明らかに、昔より夏は暑くなってるし、こんな大雨も頻繁に降ることはありませんでした。
来年は大きな災害が起きなければいいがと願うまかりです。
2014年12月14日 14:34
信徳さん、こんにちは。
コメント有難うございます。しばらく留守をしてましてご返事遅くなりました。
今年は本当に自然災害の多い年でしたね。平穏な地球であって欲しいですね。
2014年12月14日 14:38
ベル子さん、こんにちは。
コメント有難うございます。しばらく留守にしてましたご返事遅くなってしまいました。外来種の植物は逞しいですよね。かといって、日本古来の植物たちが駆逐されるのをじっとしているわけもいけません。大事にしてまいりましょう。
来年こそは、平穏な自然であってほしいですね。また、お越しください。

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