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help リーダーに追加 RSS 宇治・興聖寺の「秋葉講」へのお参り

<<   作成日時 : 2009/01/10 23:16   >>

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宇治興聖寺は、京都府宇治市にある日本曹洞宗最初の寺院で、
道元禅師を開祖としています。


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                   ( 総門 )

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 ( 200bほどの琴坂が続きます )             ( 琴坂を上り切った山門前に立てられた秋葉講の幟 )
                         

毎年この興聖寺では、今日1月10日に、新年大般若祈祷法要として「秋葉講」が催されます。
檀家には、年末の内から参詣の案内が来ます。
例年なら、我が家を代表して女将殿がお参りしているのですが、
何故だか今年は初めてこのご当主さまも一緒にお参りすることにしたのです。



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秋葉講は、静岡県浜松にある秋葉神社を信仰する講で、
祭神は「三尺坊威徳大権現」と云われ火防、鎮護の神さまとしてよく知られています。

宇治は昔からの茶処。
その製造の過程でよく火を使うことから火よけの神さまとして、
興聖寺境内に祀り信仰することに始まったようです。

寺の本堂には、11時から始まる法要にあわせて、
三々五々檀家のみなさん達が集まってきます。



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お坊さん方が集まって11時丁度、鐘の合図とともに、
寺の方丈が最後にお入りになります。



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祭壇にお灯明が灯り、お供えを飾る儀式が始まります。


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線香の煙が立ち昇る中、方丈の読経から法要の始まりです。


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般若経の読経が続く中やがて、「大般若波羅密多経」600巻のその経典を略読する「転読」が始まりました。
経典をパラパラとめくって600巻を読誦したことにする儀典が始まったのです。

実を云いますと、今日の法要へのお参りの理由は、
予ねてからこの独特のお経の上げ方を見たかったのです。(不謹慎きわまりませんね)

不謹慎のついでに、
じっと見ていると八人のお坊さんでも上手い人とそうでない人がいます。
これも年期の問題でしょうか?



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これが、膨大な量の「大般若波羅密多経の経典」です。
これを“真読”(通して読むと云うこと)することは非常に稀なことなのだそうです。


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そして、参列したみなさんのお参りが始まりました。


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みなさんのお参りがすんで、
それぞれがお願い事を書いた紙をお坊さんが読み上げ祈願をします。


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約一時間の祈祷法要のあと、
寺の方丈さまからの法話がありました。
「新年おめでとうございます。この一年も健やかにお過ごしになりますように・・・・」
やはり「転読」の話が興味深かったですね。



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法要が終わってから、転読の時最後に方丈が読み上げた600巻目の経典を見せてもらいました。


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法要の全てが終わって、参拝者全員がお汁つきの美味しい午時(ひる・昼食のこと)を頂きました。
お寺さんはこれだからいいですね。(笑)


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これが境内にある「秋葉さま」のお堂です。

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中には、高さ40aほどの火炎の光背をもった勇ましい姿で、
白狐にまたがった天狗の顔の「三尺坊大権現」さまが祀られています。


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境内には、禅寺らしくつつましい千重咲きの“寒つばき”が静かに咲いていました。


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奇しくも、1月10日の今日は、
道元禅師の清冽な生涯を描いた中村勘九郎演じる映画、
「禅」が全国一斉に封切られた日でもありました。
是非、見に行きたいと思っています。

そのポスターがお寺の廊下に掲示してあったのがやけに印象に残った日でした。


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お寺から貰ってきた御札がこれです。


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中には、「秋葉三尺坊大権現守護攸」 と書いてありました。
家の玄関を入って振り向いた上の壁に貼るのだそうです。

方丈の法話の中で、
家を出かける時は、「戸締り用心」「火の用心」と云って出なさい。
と云う教えでありました。

御利益あらたかなことを願って、この一年も頑張っていこうと思います。
今日は長いお付き合いありがとうございました。









<余白にたわ言>
「カラコルムの風景」  Vol.95     「ポーターたちのいい笑顔」 


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昼過ぎに到着した「セイチョウ」のキャンプサイトは、賑やかに陽気な笑い声が絶えません。歩くのも明日一日だけ。
しかも平坦な谷筋の道をゆっくりと3時間ほどでいいのです。

一月近い入山中の緊張も解けたのか、ポーターたちもいつになくリラックスムード。
彼らにはいろんな場面で助けられました。ご覧下さいこの陽気ないい笑顔を。
本当にいい奴(親愛の情を込めて云うのならこの表現がぴったりです。)ばかりでした。
純朴で、優しくて力持ち、いつも陽気で賢い連中ばかり。こんな連中と一緒に過ごせたことの幸せをかみしめながら、彼らとの最後の懇親は私には至福のひと時でした。
「みんな、ハリウッド・スターなみのハンサムばかりだよ!」と云った言葉の返しの反応の瞬間でした。
今回のカラコルム山行の主役は、私に云わせれば“ポーターの彼ら達”でした。
彼らとまた会いたいと思う気持ちが無性につのるこの頃です。




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コメント(18件)

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お早うございます。
五色幕が法要に重みを加えているようです。
多くの参詣者と共に僧侶のお話を聞くことは、嬉しいことですね。
お斎も丁寧なになされるのですね。

カラコルム 「ポーターたちのいい笑顔」
>みんな、ハリウッド・スターなみのハンサムばかりだよ
ほんとにそんな感じがしますね・・行動を共にしてくださった
気持ちもウ〜ンと入っているのでしょうね。
心からの笑顔なんでしょう・・・歯が綺麗ですこと。
やろい
2009/01/11 10:25
やろいさん、こんばんは。
いつも有難うございます。一応真面目にお参りはさせて頂きましたよ。慣れた女将にくっついていましたので不自由はありませんでした。
それにしても、お坊さんの話って何故分りやすくて説得力があるのでしょうね。
転読と云うのもなかなか面白いものですね。もう少し突っ込んで勉強してみたくなりました。
このお寺は法要のあとはいつも食事がついています。案内の時からそう書いてあるから面白いですね。サービス満点です。方丈がグルメで酒好きだからかな?(笑)

確かにポーター達はイケメン揃いでしょう。屈託のないいつも陽気で歌も上手くて本当に愛すべきナイスガたちでした。みんな歯が白くて綺麗なのに気付かれましたか。さすがです。多分食べ物のせいだと思います。
我々のように文明の果ての毒されたものは食べていませんね。人間は本来の自然に近い粗食をしていれば健康になれると云う証拠だと思います。
“人間の本当の幸せ”って、いったい何なんだといつも問うていました。
庵主
2009/01/11 21:09
息子が死んでからお寺の座禅に数年間通いました。
毎週土曜日の15:00から2時間の座禅で「あるがままに」
生きることを学びました。
道元禅師の映画なら是非観たいと想います。

酸素の薄い高地でのボッカは、生活の為とはいえ危険でキツイ
労働です。 
仕事を通じて心が触れあえるから・・・ 苦労を共にした人だ
からこそ・・・ あの底抜けの明るさがあるのでしょうね。
神の領域に近づくと 世俗ではみれない光景が広がりますね。
ログの大好きな徳さん
2009/01/12 22:23
こんばんは。
法要の写真係りかと思ってしまいました。
由緒正しいお寺で檀家も沢山おられるようですね。
私なんか葬式か墓参り以外はお寺に出掛けないので別世界です。
tami
2009/01/13 17:52
こんばんは♪
新年からこのような法要。。きっと多大なご利益がありそうですね
というより仏教のことはチンプンカンプンですが修行に励み精進されるお坊さんの凛々しい姿を見るだけでも必見の価値あり。この精神的な静の世界に憧れ魅せられます。庵主さんと同様経典をどんな風に読むのかも興味津々。
ポーターたちの顔にどこかお坊さんに通じるような精神性を感じてしまいます
きっと命をかけてサポートしているからかな。。
最高の笑顔のポーターたちの写真素晴らしいです
この表情を捉えたら辛さも吹っ飛んでしまいますね
写真の醍醐味だとコケコの絶賛する1枚です
コケコも彼らに会いたいです(笑) 映画で我慢します(笑)
コケコ
2009/01/13 22:00
こんばんは!
興聖寺の秋葉講、興味深く拝見しました。
私も転読を一度だけ見て、びっくりしたことがあります。
金沢の月心寺という曹洞宗のお寺でした。
火炎を背に白狐にのった天狗・・・大きくして見ましたよ
「禅」という映画もポスターに惹かれて見にいきたくなりました。


ミセスマンデル
2009/01/13 22:02
庵主さん、今晩は、秋葉講は、龍宮城見たいな、佇まい、、私も願い事をすれば叶いそうな気がして来ます、(^・^)

冊子届いた様で、安心しております、庵主さんの賀状も届きました、何時も華やかで、1年の出来事も記載してあり、ありがとうございます。
なか
URL
2009/01/13 22:53
ログの大好きな徳さん、こんばんは。
「老少不定」という言葉がありますが、息子さんを亡くされたことは大変残念な事です。この寺でも毎週、日曜参禅会が開かれています。道元禅師はお坊さんの中でも最も身近に感じる先人。この映画ぜひとも見に行こうと思っています。

このポーター君たちは6,000b近い山を越えるための山岳技術と体力、気力を持った人たちです。私にとっては忘れられない人たちになりました。
心が通じ合うと云うことは嬉しいことで大事なことですね。
庵主
2009/01/13 23:15
tamiさん、こんばんは。
そうなんです。法要の真っ最中に遠慮もなく写真を撮りまくる不届き者です。(笑)少々図々しい奴なのが玉に瑕で困っております。
この日は300人ほどのみなさんがお参りをしておられました。新春初めての秋葉講なので私のような新参者もいてお寺のご接待も大変だったと思います。。
庵主
2009/01/13 23:24
コケコさん、こんばんは。
家の女将には修行不足の庵主をとっくに見抜かれていて、数年来断り続けた理由もなくなって無理やり連れて行かれたようなものです。秋葉講とはいえ、法要は荘厳そのもの、まさに精神世界でありました。
なのに、不届きにも写真を撮ったりして、しかし、これが庵主の取り柄なもので、釈迦三尊にもご寛大頂いたようです。庵主にとってはこの日はこの上にない御利益がありました。
今回のカラコルムも彼らポーターたちに支えられての山行でしたから、彼らの笑顔を見ているだけでも幸せを感じました。本当にまた会いたくてしょうがありません。
庵主
2009/01/13 23:47
ミセスマンデルさん、こんばんは。
曹洞宗のお寺には独特の雰囲気がありますね。転読はとくに禅宗の寺では盛んに行われているようです。私には初めての経験でしたが非常に関心をもちました。
去年の秋にマンデルさんご一家が鯖街道を抜けて金沢へ帰られる途中、朽木の興聖寺へ立ち寄られて紅葉を楽しまれたことがありましたね。道元禅師が京都から北陸下向の折、立ち寄った場所が京都の興聖寺の地形にあまりにも似ていたから建立したと伝えられているお寺です。
これも何かのご縁でしょう。ぜひ道元禅師の映画見に行って下さい。
庵主
2009/01/14 00:05
なかさん、こんばんは。
お久しぶりです。ご本尊の前での秋葉講、五色幕が竜宮城の雰囲気を醸し出しているのでしょうか?御利益あらたかですよ。(笑)笑っちゃいけませんね。
なかさんの漆器の冊子届きました。拝見しています。有難うございました。まさに和魂洋才ですね。日本が世界に誇れる伝統工芸士として益々のご活躍期待しております。
庵主
2009/01/14 00:16
こんにちは!
昨日「禅」観てきました〜
映画の中に「興聖寺」も出てましたよ。
朽木の興聖寺や、宇治の興聖寺・・・そして
道元禅師の素晴らしさがよく分かりました!
いいご縁でございました





ミセスマンデル
2009/02/02 16:21
ミセスマンデルさん、こんばんは。
わざわざ「興聖寺」のこと、思い起こして下さって有難うございます。
あれから一月が経とうとしているのに映画「禅」は、まだ見に行けて居ません。早速、行くことにします。朽木も宇治の興聖寺も映画に登場していましたか。ならば、直のことですね。有難うございます。
宇治の興聖寺へも、ぜひ、京都にいらっしゃるお嬢さんをお誘いになって爺ともども機会をつくってお越し下さい。残念ながら近辺には温泉はございませんが。(笑)これも改めてのご縁でしょう。
庵主
2009/02/04 00:46
おはようございます〜
興聖寺、映画に出てきましたが、
朽木か?宇治か?どちらの興聖寺なのか?
分かりませんでした。
庵主さんなら、分かると思うのですが・・・
ミセスマンデル
2009/02/04 07:49
ミセスマンデルさん、お早うございます。
ご丁寧に有難うございます。承知しました。朽木か宇治かは見れば分ると思います。いずれにしても、道元所縁の寺がロケにつかわれて登場することは、興味深いことです。早く映画を見に行かなくっちゃ!ですね。有難うございました。
庵主
2009/02/04 11:16
またまたお邪魔します〜
ロケに使われてたのではないんです。
道元は建仁寺を追われ、興聖寺も追われて、越前へ行くのですが・・・物語の中で、道元が落ち着いた先の寺の門に「興聖寺」と書かれてありました。一瞬映ったのですが、マンデルは見逃さなかったです〜(笑)
多分、宇治の興聖寺ではないか?と思ったのですが・・・
宇治から越前へ行ったのか?それとも朽木から越前へ
向かったのか?
そんな単純な疑問なのでありました・・・

ミセスマンデル
2009/02/04 16:43
ミセスマンデルさん、こんばんは。
度々お気を煩わせまして申し訳ありませんね。どうもくつ下の上から足の裏を掻いてるようなもので、なにはともあれ、早う映画見に行かなあきませんね。行って来ま〜す。もたもたしてたら、道元さんに怒られそうです。“早う来んかい!”とね。では、また。
庵主
2009/02/04 21:21

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