青谷だより

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help リーダーに追加 RSS 丹後半島の旅 その二 「伝説の里、間人と立岩」

<<   作成日時 : 2008/11/10 13:43   >>

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「依遅ヶ尾山」へ登ったあと、
間人(たいざ)の宿へ入るまでに少し時間がありました。
「立岩(たていわ)」へ立ち寄ることにしました。


この「間人(たいざ)」には、こんな伝説が残されています。

 第31代用明天皇のお后であり、聖徳太子の母君であった「間人皇后(はしうどこうごう)」は、6世紀のおわり頃、大和における蘇我、物部の争乱を避け、ここ皇后の御領であった大浜の里へ移り住まわれたのです。
 村人の手厚いもてなしに感謝して自分の名を地名に「間人村」と与えたのですが、村人は皇后の名をそのまま地名として使うのはおそれ多いと、やがて乱がおさまりこの村を御退座されたのですが、この御退座にちなんで「たいざ」と読み伝えたと云われています。


「間人」と書いて「たいざ」とは、どうしても読めませんよね。
その謎が解き明かされた訳です。
こんなことも旅に出て分る楽しさです。

その間人の、竹野川が日本海にそそぐ河口に白砂が広がり、浜続きの海上に聳え立つ「立岩」の偉容が
眼に飛び込んできます。



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高さ30b、周囲約1`、京都百景にも選ばれている巨大な玄武岩。
柱状玄武岩の、そそり立っているところから「立岩」と呼ばれるようになったと云われています。
この自然岩が大江山の鬼退治伝説の最終舞台となるのです。

その「立岩の鬼退治伝説」とは、
 今からおよそ1400年前、丹後は大江山に英胡・軽足・土熊と云う三鬼を首領とする多くの鬼が棲み、まるで魔国のようになっていました。
 朝廷より鬼討伐の命をうけた麻呂親王(間人皇后の第三皇子)は、神仏の御加護を以って鬼の討伐を行いました。三鬼のうち英胡と軽足は大江山で討ち取りましたが、土熊だけは生け捕りました。
 土熊は生き残った鬼達共々助命を願い出たため、親王は「七体の薬師如来像を安置する七つの寺の土地を一夜にして開墾したならば、命は助けよう」と申されました。
鬼たちは七つの寺の土地を開墾したのち、丹後半島の先端にある「立岩」に封じ込められました。立岩からは、今でも風が強く荒波の夜には、鬼の無念の鳴き声が聞こえてくると云われています。(はしうど荘ホームページより)



夏は照りつける太陽に向かい、冬はたたきつける波浪や吹雪に身じろぎもしない。
自然の厳しさを教え、人間の営みの小ささを語りかけるように、日々刻々と表情を変えると云います。



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やっぱりいました。岩に登る奴が!
昔とった杵柄(?)とは云え、大丈夫かいな?

でも、さすがですねぇ!
スルスルと登って岩の頂上を極めて、スルスルと下りてきました。

「なかなか見晴らしが好かったぞい!」とのことでした。



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「立岩」のふもとの浜辺に、“間人皇后と聖徳太子” の「母子像」のモニュメントが建っています。
この長閑な間人の海辺の里を見守るかのように・・・。
モニュメントの後方に見える小高い山が「依遅ヶ尾山」です。



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これから先は、丹後半島を海岸沿いに途中下車しながらツッ走ります。
R178号は完全舗装の走りよい快適な道でした。


「間人の屏風岩」、屏風のようにそびえる高さ13bの奇岩。夕日のスホットとして人気があります。
道路沿いに展望所が設けてあります。
「犬ヶ崎」、トンネルを抜けると駐車場があって、そこから岬まで野草を愛でながら少し歩きます。
突端の岩場にはグレを釣る磯釣りの人たちがいました。
「丹後松島」、犬ヶ崎への遊歩道からの眺めです。沖に小島が点在し白い砂浜が広がっていました。
(写真にカーソルをお運びください)



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丹後半島の最北端(近畿地方の最北端)の経ヶ岬には白亜の「経ヶ岬灯台」が設置してありました。
明治31年(1898年)に約2年の歳月をかけ苦難の末完成され、日本初の水銀槽式回転機械を使用した
灯台なのだそうです。



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経ヶ岬を経て半島を若狭湾の方へと回り込むと、
舟屋の里で有名な「伊根」があります。

今回は道の駅「舟屋の里伊根」の展望所から眺める「伊根港」だけにとどめました。
海が光り、漁船が行き交い、相変わらず素晴らしい光景でした。



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ここまで来れば、最後はどうしても「天橋立」でしょう。
今回の旅では「天橋立」を眺めるに、穴場の場所に向いました。

宮津の西、与謝野町と京丹後市大宮町の境にある大内峠からの眺望です。
峠の頂上にある「大内峠一字観公園」から、海に “一の字” を描いたような天橋立を望むことが出来る穴場です。

景観の美しさに心うたれた与謝野鉄幹は、
「たのしみは大内峠にきはまりぬまろき入江にひとすじの松」と詠っています。

いわゆる西からの天橋立の眺め、「一字観(いちじかん。“一の字にみえることから”)」です。



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嘘か本当か定かではありませんが、「股のぞき」の元祖はここだとも云います。
そうだとすれば、こんな景観になるのですね。
ドウダンツツジが美しい景色にきれいな色を添えてくれました。



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最後は、旅の定番、地場の「おみやげ買物」です。
舞鶴の干もの専門の店で、こんな美味しそうなお土産をドッサリと買い込みました。



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と云う。
「丹後半島一周の旅」でした。
お付き合い有難うございました。


ズボラを構えて、しんどくない山に登って、心地よい疲れを温泉で癒す。
こんな旅も、歳を重ねてゆくといいものです。

みなさんも如何ですか?お仲間にどうぞ。







<余白にたわ言>
「カラコルムの風景」  Vol.80   「小休憩のポーター(ゴンドコロ峠の下りで)」


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 ゴンドコロ峠の南壁を無事に下りきり、ひと息入れているポーターたち。隊の食料や装備など、この難所のルートの上り下りを一人当たり約30`近い重量の荷物を背負うのです。その気力と体力には頭の下がる思いでした。
 もっとも、この峠を越えるに当たり、100人近くいたポーターたちはバルトロ氷河の基地コンコルディアで、若い体力のある者達20名ほどが選抜され、残りはバルトロ氷河を引き返して帰って行きました。

 

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
今日は。
懐かしいお仲間との旅は良いですね。
丹後半島を回られていたのですね。
随分以前に出かけたことがありますが・・・近頃は5年も
経てばすっかり様変わりのところもありますね。
間人・・の伝説初めて知りました。
蟹が有名なブランドですね。
きっと静かな漁村だったのでしょうが・・・蟹で今は民宿などが
多く建てられたのではないでしょうか?
立岩・・・そりゃ登りたくなりますよね・・・前に登る物体がありますもの(笑)
大内峠からの眺望見事な橋立ですね。
ドウダンツツジの色の綺麗なこと。
本場の干物は、潮風で乾いているので美味しかったでしょうね。
やろい
2008/11/10 14:09
こんにちは。
海に聳える立岩の写真・・とても綺麗ですね!
このまま絵葉書にしたら売れるかも
あの立岩は、マンデルでも登れるでしょうか?
昔、天橋立の股のぞきをしたことがあるのですが、
「一の字」ではなかったような・・・
きっと他の場所でしょうね!
丹後半島の美しい景色と旅を楽しませてもらいました。
サンキューです
ミセスマンデル
2008/11/10 17:20
やろいさん、こんばんは。
有難うございます。京都から丹後の日本海に抜けるまで二時間と少しで行けるようになりました。自動車専用の丹波綾部道路が出来て道路事情が良くなったのですね。
間人は今も静かで長閑な漁村ですよ。民宿もそんなに乱立するような状況ではないようです。
立岩はなかなか面白かったですよ。童心にかえります。
大内峠からの橋立は北の傘松公園や南からの眺めに比べるとマイナーですが、静かでいい眺めです。
庵主
2008/11/10 18:29
ミセスマンデルさん、こんばんは。
有難うございます。立岩の写真きれいでしょう。竹野川の上に観光用の木の橋がかけられていて、そこからの眺めです。川の水もきれいで鯉が泳いでいました。
立岩はお転婆の(?)マンデルさんならきっと登れると思います。下から眺めるのもいいですが、眺めている人を上から眺めるのもいいものです。
マンデルさんが覗いた橋立は、人気の在る傘松公園からの「斜め一文字」か、南側からの「飛龍観」だったのでしょうね。天橋立も東西南北、眺める場所によってそれぞれ雰囲気も違ってくるようです。
庵主
2008/11/10 18:39
海を眺めるっていいですね。地球の上にいるのをかんじますもの。。
立岩の素晴らしい形はアートのようですね。。
日本海も何年ぶりかで見せていただきました。
海の色が濃いような気がします。。太平洋とくらべて(笑)
とってもいい写真を撮られいるので見ていても旅を一緒にした気分です
アフターケアの充実した癒しの旅でもありましたね。。
素敵有難うございます
コケコ
2008/11/10 22:28
旅の専門雑誌で「丹後のシリーズ」完結
と、いったところでしょうか。
随分昔に旅したことがある所が登場し、
自分が“旅”した気分になりました。
“カニ”をメインに一度いってみようかナ・・・
bigot爺
2008/11/11 23:02
コケコさん、こんばんは。
この日の日本海は風もなくまったくのベタ凪で見通しも良く優しい海でしたよ。11月に入ると天候も不安定になりがちですが最高の眺めでした。
見知らぬ土地への旅って、新しい発見や出会いがあってとてもいいものですね。ズワイガニは残念でした。
庵主
2008/11/12 00:03
bigot爺さん、こんばんは。
旅の雑誌のルポライターにでも雇ってもらえそうですかねぇ。人が旅した所でも、昔自分が旅した所であったなら、そこに自分も居るような気がして興味がわくものですね。
これからの日本海はカニのシーズン・インですね。ぜひお出かけください。但し、輸入冷凍ものにはご注意くださいよ。
ところで、「田中一村展」、今日行って来ました。個人所蔵の初公開作がいっぱいありました。“ダチュラとアカショウビン”には出会えませんでしたね。携帯電話のストラップの一村グッズで我慢しておきました。昼食は「川原寺花つばき」で“麦とろご膳”をみんなで頂きました。有難うございます。
庵主
2008/11/12 00:20
おはようございます。
丹後の旅も良かったみたいですね
私は、どちらかと言えば、好きな山に何度も登るほうでしたので、今回の丹後の山々は知りませんでした。
でも、見ていて、とても気持ちをそそられる場所ですね。
花もいろいろ咲いていたようで、そして、歴史的な、名所もある・・・
まだまだ、にほんもいいな〜と感じました。
こんなふうに、出かけられない私のような者も、心の旅が出来る事がとても嬉しい事です。
そして、私の憧れの地!カラコルム!毎回、心を躍らせて、見せていただいてます、何枚か、頂いて帰っていますが、もし、よろしかったら、私のブログで使わせていただいても良いでしょうか?もちろん、「庵主さんから、お借りしました」と、つけさせて頂くのですが・・・
大好きな、パキスタンでの事を書きたいけれど、私の写真は、あまり、残していなかったので・・・
ダメでしたら、遠慮なく、言って下さい、よろしく・・・

ちょごり
2008/11/12 10:16
ちょごりさん、こんばんは。
いつも有難うございます。お陰さまで久しぶりにのんびりと、同じ釜の飯を食った連中同士の旅も大層楽しかったです。登る山の近くに温泉があることが条件なんです。OB会の中の「山と温泉の旅倶楽部」です。
ちょごりさんの大好きな岩にも、歳を重ねた今では取り付けなくなりましたから気楽な山旅ですね。せめてこんな山旅ぐらいはずっと続けたいと思っています。それなりに感じ取って下されば嬉しいですね。
ちょごりさんのパキスタンの写真があまり残っていないとは残念ですね。私のカラコルムの写真、こんなヘタな写真でよろしければいつでもお使いください。むしろ、お声をかけて下さる事が有難いと思います。どうぞ。写真のUP楽しみにしています。
庵主
2008/11/12 19:30

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